2010年09月08日 詩のようなもの「秘密と定め」 ある切っ掛けで思い出した詩のようなもの 秘密と定め 戸田聡 二十年後殺人鬼になる幼児は やはり幼気(いたいけ)であどけないだろう 鵜飼いの鵜(う)は 呑むことを許されないのに 食うために生きているように 養鶏場には首が並び 忙(せわ)しく騒がしく急(せ)くように 卵と肉 食われるために生きている 知られた秘密が もはや秘密ではないように 羽ばたくペンギンは 水中を飛ぶ (2000年02月15日、HPにアップ) 「詩のようなもの」カテゴリの最新記事 タグ :詩 < 前の記事次の記事 > コメント コメントフォーム 名前 コメント 記事の評価 リセット リセット 顔 星 情報を記憶 コメントを投稿する
コメント