放水が続いている。ニュースなどで聞いてみても、
相変わらず放水で減った線量の評価は難しいから、
 
日記です。
 
放水車による冷却は応急処置ということになるだろう。
いつまでも、恒常的に、
炉心に水をかけ続けるわけにはいかないだろう。
原発職員の被爆線量が案じられる。
 
外部電源の復旧の可能性は
一条の光というべきか、一縷の望みというべきか。
それで災害からの復旧ということにはならないが、
炉心の冷却を長期的に、恒常的に、
人の被爆を避けながら、続けうる可能性である。
 
線量については、相変わらず詳しくは分からないが、
例えば10μSv/hならば
10×24×365=87600μSv/年
         =87.6mSv/年
問題なのは累積線量だが、1年という区切りでは、
これから先、線量の増加がなければ
100mSv以下なら安全だという。
 
今回の事故に際して、その途中で、
安全基準を250mSv以下に引き上げた
という話は奇異な印象を覚える。
放射線の被曝線量の人体への影響が、結局は、
はっきりしていないことを示しているような気さえする。
 
マイクロシーベルト(μSv)ではなく、
ミリシーベルト(mSv)単位の線量を
被爆しているらしい原発職員の累積線量の心配と、
地域においても、どれくらいの期間、危機が続くのか
ということを併せて、
 
未曾有の危機に際して、
未曾有の予測と努力が要求されている現状で、
ともかくも現時点では一刻も早く
炉心冷却のための電源が確保されることを祈る。
 
(2011年03月20日)