数学サイト
http://blog.livedoor.jp/mazra627/
からの問題
第138回「そろばん」
問題1:
そろばんを使って、1から138までの数を足すとき、
そろばんの一の位の一番下の珠(赤い珠)は、
何回動くでしょうか?
(上1珠+下4珠=5珠の算盤)
(下図も、私は下手なので、上記サイトからコピーしたものです)
http://blog.livedoor.jp/mazra627/
からの問題
第138回「そろばん」
問題1:
そろばんを使って、1から138までの数を足すとき、
そろばんの一の位の一番下の珠(赤い珠)は、
何回動くでしょうか?
(上1珠+下4珠=5珠の算盤)
(下図も、私は下手なので、上記サイトからコピーしたものです)

解答例1:
一の位の一番下の珠が動くのは
一の位(下一桁)が4か9の場合だろうということで・・・
ここでは、少し広げて一般的に考えて見ます。
ひらめきとは程遠い愚直なやり方ですが・・・
一見無限だが
有限で考えることができる
場合もあるということか
「1からnまでの和の下一桁の数」
問題2:(少し広げて)
1+2+3+・・・の和(三角数というらしい)の
下一桁の数は、いかなる値をとるか。
解答例2:
まず、1からnまでの和をSとすると、
S=1 +2 +3+・・・+(n-1)+n
これを逆に書くと、
S=n+(n-1)+(n-2)・・ +2 +1
2式を足すと、
2S=(n+1)+(n+1)+・・・+(n+1)
項数はnなので、2S=n(n+1)
→ ∴ S=n(n+1)/2 ――――――――――――(1)
ここで
n=10b+p で表すことが出来る。
(整数b≧0、整数pは0から9まで)―――――――(2)
(2)を(1)に代入すると、
S=(10b+p)(10b+p+1)/2
=((10b+p)^2+(10b+p))/2
=(100b^2+20bp+p^2+10b+p)/2
=50b^2+10bp+5b+((p^2+p)/2)
=10(5b^2+bp)+5b+(p(p+1)/2) ―――(3)
(3)において下一桁の数値に関係するのは、
p(p+1)/2 +5b のみである。 ―――――――――(4)
(2)よりpは0から9までであり、
5bは、10の倍数か、10の倍数+5 となる。
その範囲で下一桁を調べればよいということになる。
つまり(4)より問題の下一桁の数は、
0から9までのpについて、
p(p+1)/2 の下一桁か、
それに5を足した数の下一桁となる。
p p(p+1)/2 +5 下一桁の数値
0 0 5 0, 5
1 1 6 1, 6
2 3 8 3, 8
3 6 11 6, 1
4 10 15 0, 5
5 15 20 5, 0
6 21 26 1, 6
7 28 33 8, 3
8 36 41 6, 1
9 45 50 5, 0
以上より、下一桁は、0,1,3,5,6,8、である。(問題2の答え?)
言い換えると、nが、いかなる数であっても、
1からの和Sの下一桁は、2,4,7,9、にはならない。
よって一番上の
問題1において4と9にはならないので、
一桁目の一番下の珠が動く回数は、0回である。(問題1の答え?)
(2011年07月15日)
1 1 6 1, 6
2 3 8 3, 8
3 6 11 6, 1
4 10 15 0, 5
5 15 20 5, 0
6 21 26 1, 6
7 28 33 8, 3
8 36 41 6, 1
9 45 50 5, 0
以上より、下一桁は、0,1,3,5,6,8、である。(問題2の答え?)
言い換えると、nが、いかなる数であっても、
1からの和Sの下一桁は、2,4,7,9、にはならない。
よって一番上の
問題1において4と9にはならないので、
一桁目の一番下の珠が動く回数は、0回である。(問題1の答え?)
(2011年07月15日)
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