ブログに書いてみたい問題が他に2問ほどあるのですが、
気力がなくて図を描くのが面倒で面倒で・・
記述だけの問題と解答例?1つ、とりあえず書いておきます。
・・また・・修正加筆しまくってます。すいません。(12月27日現在)
---------------------------------------------------
数学サイト
http://blog.livedoor.jp/mazra627/
より、「たけしのコマ大数学科」
第180回「最大公約数」
問題 :
各桁の数字がすべて異なる、どれも0でないような3桁の正の整数nがあります。
nの各数字を並べてできる6つの数の最大公約数を g とします。
gとして考えられる最大の値を求めてください。
※2010年 日本数学オリンピック予選問題です。
 
 
解答例 :
私には解けませんでした。(嘆)
別サイトで答えを見てもよく分からず
私が分かったつもりになれる書き方?を加えました。
 
ここでは、A>B>C とします。g を使うと
ABC=gt、ACB=gu、
CAB=gv、CBA=gw となり、
ABC-ACB=g(t-u)
CAB-CBA=g(v-w)  --------------------------(1)
(ABC=100A+10B+C という書き方です。)
※ g は、ABC,ACB,BAC,BCA,CAB,CBA
という6つの3桁の整数の最大公約数なので、
t,u,v,w,は4つ全部が、言い換えると、どの2つをとっても
互いに素とは限りませんが、
(t-u)と(v-w)は互いに素だと思います。
でないと、g が変わってしまうと思います。 (後述→下の、※の部分)
   
また
ABC-ACB
 =(100A+10B+C)-(100A+10C+B)
 =9(B-C)
同様にして、CAB-CBA=9(A-B) --------------(2)
 
(B-C)と(A-B)の最大公約数をhとすると
ABC-ACB=9hx
CAB-CBA=9hy とも書ける。 ------------------(3)
x=y=1でなければ、x≠y
xとyは互いに素。
 
以上、(1)と(3)より、
g(t-u)=9hx
g(v-w)=9hy
(t-u)と(v-w)は互いに素、xとyも互いに素。
ゆえに g=9h --------------------------------(4)
 
g=9hより、ABCも 9の倍数。ゆえに
100A+10B+C=99A+9B+(A+B+C) より
A+B+C も9の倍数。------------------------------------(5)
 
(2)と(3)より、A-B=hx、B-C=hy
ゆえに、A,B,Cの差はhの倍数。 --------------------(6)
 
hが5以上だと1~9に納まらないので
hは、1,2,3,4のいずれかである。 ---------------(7)
 
(4)~(7)を踏まえて、(A,B,C)を検証する。
 
h=4のとき、差は4の倍数。
 (9,5,1)だけ。
 足して9の倍数にならない。
h=3のとき、差は3の倍数。
 (9,6,3)、(8,5,2)、(7,4,1)
 という3つの候補があり、
 足して9の倍数になるのは(9,6,3)のみ。
 しかし、9h=9×3 で割り切れず、gにはならない。
h=2のとき、差は2の倍数。
 (9,7,5)、(9,7,3)、(9,7,1)、
 (9,5,3)、(9,5,1)、(9,3,1)、
 (8,6,4)、(8,6,2)、(8,4,2)、
 (7,5,3)、(7,5,1)、(7,3,1)、
 (6,4,2)、(5,3,1)、という候補があるが、
 足して9の倍数になるのは、(8,6,4)、(5,3,1)
 (8,6,4)は、
 例えば、864=9×2×2×2×2×2×3
 g=9h=9×2=18 を因数に持つ。-----------------------(8)
 (5,3,1)は最小公倍数は、9になり、9h=18にならない。
h=1のときは、g=9h=9 になり、18より小さい。
 
よって題意に当てはまるのは、(8)だけとなり、
3桁の整数 n は、(8,6,4)の3つの数から出来る3桁の整数、
求める最大の g は、18 ---------(答え)
 
(2012年11月22日)
 
 
※ (t-u)と(v-w)は本当に互いに素と言えるのかどうか・・
 
(記号はすべて整数として)
もし上の2つ(t-u)と(v-w)が互いに素でないと仮定するなら、
共通約数をdとすると、これだけでは、
(t-u)=d(t’-u’)とは、必ずしも書けないが-----------(9)
 t-u=dP, v-w=dQ とは書ける。
BAC=gl、BCA=gm とすると、(2)より、
BAC-BCA=9(A-C)=9(A-B)+9(B-C)=(ABC-ACB)+(CAB-CBA)
 =g((t-u)+(v-w))=gd(P+Q)=g(l-m)
d(P+Q)=(l-m)となり、(l-m)も約数dを持つから、
BAC-BCA=gdZ となり、(1)の2式も
ABC-ACB=gdP
CAB-CBA=gdQ となり、
最大公約数を g と置くことは出来ず、
gd と置かざるを得なくなってしまう---(矛盾)
 
やはり、g を最大公約数と設定する限り
(t-u)と(v-w)は互いに素・・(?)・・ここに
「並べ替えによる6つの3桁整数」という特殊性が表れるということか・・
・・まわりくどく勘違いして書いたみたいです・・
 
なお、(9)は、t-u=d(t’-u’)=dt’-du’から
単にこの式だけ見れは、例えば、13-7=2×3 だが、
13と7は、2の倍数でも3の倍数でもない
・・というようなことを単純に考えあぐねていたわけです。失礼しました。
 
(2012年11月24日、加筆修正)
 
 
なんだかすっきりしなくて考えあぐねて・・えーと・・
めんどくさい書き方をしましたが、考え方としては、
(2)と(3)の
ABC-ACB=9(B-C)=9hx
CAB-CBA=9(A-B)=9hy より
ABC,ACB,CAB,CBA、の最大公約数は
 9h より大きくはならない
ということから、g=9hとして、答えを求めていく
ということでよいのかもしれません・・(?)
 
(2012年12月27日、さらに加筆修正)
 
-------------------------------------------------------
ずっと母が入所している介護施設に行く気にもなれず、
外出する気にもなれず、出前を電話やネットで頼んだり、
ネット通販で保存食などを注文したりとか、
無為な明け暮れが続いていますが、
昨日は3ヶ月ぶりに掛かりつけの病院に行って
定期薬の安定剤をもらってきて
スーパーで少し買い物をしました。
今記事を書いているのは、その余波のようなものだろうか
・・予測不能で目に見えない微小な波が
どこかに?あるようです・・こんな暮らしでも・・?
 
 
母が介護施設にいるという状況では、
おせち料理も何も、正月を祝う気にもなりません。
年末年始はネット通販で買った保存食で済ませるつもりです。
それにしても30食分の缶詰を30缶と勘違いして
ダンボール箱を開けてみたら大きな1缶15食分×2缶でした。
どうやって独りで食べればいいんだろう・・(嘆息)
(2012年12月27日、加筆)