2013年08月18日 「訴え」 訴え 朝の光に砕かれ 昼の陽射しに焦がされ 夕の蓄熱に蒸されるとき 何処かで屍が唸り 病人が「もうか?」と 寝返りを打つ 水を浴びて溺れ 油を浴びて膨れ 粉を浴びて乾き 火が燃え上がり 燃えるものを崩してゆくが 都合よく人々は 落下しながら現状を喜ぶ 炭の街に灰の人たちが 眼と口を開閉して 訴えようと水に向かうが 水は遥か彼方で濡れることを忘れる (2013年08月18日) にほんブログ村 暗い詩 にほんブログ村 思想 にほんブログ村 キリスト教 「詩のようなもの」カテゴリの最新記事 タグ :詩 < 前の記事次の記事 > コメント コメントフォーム 名前 コメント 記事の評価 リセット リセット 顔 星 情報を記憶 コメントを投稿する
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