逆
 
 
神を信じている神の民であるから
愛に生かされており愛に生きるために
罪を犯さないようにしましょう
というのが信仰ではありません
 
人はそのような悟りを実行できるほど
出来の良い生き物ではありません
 
逆なのだと感じます
 
この世界はもちろん
自分の中にも
外にも内にも不条理があり
その不条理に耐えられない人々が
神を求め
そうしなければ生きられないのだと思います
 
起源においても個人においても
人が知るのは不条理であって
そこで生きるための必要として
信仰が生まれるのでしょう
ゆえに逆なのです
 
すべての人に分かる絶対の規範があるから
それに従いましょう
ではなく
他者も自己も訳が分からないから
その不安と不定から
安らぎと不変の存在を求め
信じなくては生きられない人がいるということです
 
それこそが
人がいかに定まらず
安定しない存在であるかを示しているのです
 
したがって本質的に人の信仰は
最初から最後まで祈りであり
切なる願いであり
その希望が救いであって
人は神ではなく
不条理と不安定の存在として
変わり続けるしかないのです
 
不変の安定はどこまでも神のものです
 
信じれば不変の安定を得るなら
それは神になることに他ならず
達し得たと悦に入ってうそぶく者に気を付けてください
 
絶望は常に希望を求めるが
傲慢は常に求めるより安きを売ろうとするでしょう
 
 
(2013年09月26日)
 
 
 
  創造(再録)
 

今の今
今しかない
今に長さはない
時に長さはない
時などない元々
神は今を創造された
人は過去と未来を想像している
感じる
感じるから存在する
存在するから居場所を求める
場所などない元々
神は存在を創造された
存在は場所を想像している
そのように
神は人を創造された
人は神を想像している
 
ばあちゃんが失禁した
ばあちゃんは落ち着かない
ばあちゃんはわからない
何もわからないから
わからないことをする
それが病気だから
病的なことをする
と思われてきた
ばあちゃんは感じる
感じるから想像する
想像がはっきりしないから不安になる
感じるから不安になる
不安だから落ち着かない
ばあちゃんは失禁する
存在するから失禁する
 
存在するから不安になる
不安になるから言葉を求める
人は言葉を求める
言葉は神であった
言葉は神から贈られた
ウソは人から送られてくる
 
 
(1996年、またはそれ以前)