夜を過ごす
 
 
眠れなくても
室内の明かりの下で
昼に比べれば
とても静かな夜を過ごす
 
失意、失望、絶望、疲労、めまい、
深く沈むような重たい光、
冷たく濡れて
じっとしている独り
 
意地悪な悪魔がささやき
幸福の天使が嘘っぽく慰めて
亡き人や記憶の人が
音のない半端な舞踏会に戯れても
 
昼より弱くて暗い光の中を
見えているという錯覚と妄想に歪ませながら
夜は移ろいを営んでいる
 
良いことが見つからない昼と昼の間に
沈んだように冷たく濡れて
じっとしている独りを揺さぶりながら
 
 
(2014年06月27日)