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四十代の頃 
詩の投稿サイトの話 
(悪意がなければ載せてくれるサイトでした)
 
はっきり覚えていないが 
投稿者は小学生か中学生だったか 
目立った比喩も形象化も見当たらないが 
いたたまれない気持ちを吐露しているようだった 
それは・・ありだ・・私も時々・・
 
そして最終行あたりになって 
「できることをしてゆこう」・・??? 
 
いたたまれないのに 
ありきたりの言葉で 
何故まとめようとする・・ 
 
壊れろや、壊せや、壊れてるだろ 
・・と乱暴な気持ちになって 
コメント入れようとした
・・が・・やめた 
 
既にコメントが入っていて 
ぼろくそに叩かれている 
「これって詩ですか?」等々・・
少年は涙ながらのような謝罪のレス 
 
ひどい奴らだ 酷いコメントだ 
(明らかに「俺は違うぞ」が入っている)
 
でも・・他人の詩を読んで 
・・これって詩?・・ 
と思ったことはないと言えるか 
 
高校のとき私は詩のつもりで 
誇大妄想的文章を投稿したことがある 
当時ネットはない 
郵送で・・もちろん没だが 
・・今でも赤面しそうだ 
 
今だって言葉で出来そうな
悪行の限りを尽くしているではないか 
 
自らに問う 
・・これって詩ですか・・ 
し、詩、詩のような・・ものだよ・・
 
 
(2014年07月21日)