正直
祈りの場において
禁句があるとすれば
神を低く見るような言葉ですが
信仰者が信仰者である間
そういう言葉は使わないはずだと思います。
なぜなら自分より低い存在を
神と信じることはないからです。
例えば・・の話・・
「神など信じない。
神に会ったらぶん殴ってやる」に
「信じていないなら
ぶんなぐる対象を意識する必要もないでしょう」
しかし
上の神に下の人が文句を言う
ということはあり得ます。
「神は不公平だ、なんでこんな目にあう」
・・ヨブ記を思い起こさせる・・
人から見るとしばしば
神は不公平にしか見えないことはあるのです。
信仰について
人がわきまえるべきことや
人が感じられる範囲については
理性も知性も情緒もフルに使うべきですが
神の恵みや守りを強調して
神について語ったことにするなんて信じられません。
教理の無謬を信じることは
神の思考を人の思考に納めようとする人の思考です。
ゆえに
教理を確認し頷きながら追う思考は
明らかに教えられた理屈つまり半端な理性です。
人の理性への服従です。
それは信仰そのものではないと思います。
それで納得していることが信じられません。
神義つまり神の正しさを考えるとき
人の知恵では分からないとしか言えないと思います。
罪びとのために命を捧げたキリストからでないと
信仰は語れないような気がします。
短い記事というのは私は割と好きなのですが
中身を掘り下げる思考もなく反省もなく
疑問に答えることもなく
無反応な繰り返しでアップだけは続けているというのは
殆ど意地か嫌がらせとしか思えません。
説明も応答もない自分だけの神の正しさで
人を押さえ込もうとする意図を感じます。
神の知恵に成り上がった人の
処世の知恵にまみれた沈黙でしょう。
今日も。
(2014年11月30日)
神とキリスト
神様は不公平です
神様は不平等です
神様の計画は理解できません
神様は不平等に才能と運を与え
神様は不公平に貧富を作ります
神様の御心はわかりません
理解を超えた全知全能に
耐えられないから
全知全能の父なる神
お近づきに
なりたくありません
もし神様が来られたなら
恐れおののき
あわてふためき
逃げられないと知りながら
逃げ惑うでしょう
けれどキリストが来られたなら
列の一番後ろでもいい
岩陰からでも木の陰からでも
覗(のぞ)くだけでもいい
ついていきたいと思うのです
主イエス・キリストは言われました
「今悲しむ者は幸いである」
そして悲しい生と死を歩まれました
全知全能には耐えられないから
我が主はイエス・キリストです
神様への祈りも
神様との和解も
神の愛も
キリストにおいてしかなく
だから
キリスト以外の
神を知らない
(1999年04月12日)
罪と神の御業(みわざ)
病むことの苦しみは
病んだ者にしかわからない
病気は罪の結果であり
病人は罪人であり
近づく者さえ汚(けが)れた者とされた時代
一人の盲人について
「誰の罪ですか」と問う弟子にイエスは
「誰の罪でもない
ただ神の御業が現れるためである」と答えた
そのように公然と言うことが、ゆくゆく
どれほど危険な結果を招いていくか
百も承知で
負わされることの苦しみは
負わされた者にしかわからない
長い間いわれもなく
負わされてきた「罪」が
「神の御業」に言い換えられたとき
そう公言して憚(はばか)らない人が
目の前にいることが
癒し・奇跡と言えるほどの
驚くべきことであったのだと思う
聖書はそのあと
盲人の目が見えるようになったと記している
あげれば忘れてしまいそうなくらい
同じような奇跡物語が多く記されている
奇跡が実際起こったのかどうか
私は知らない
どちらとも信じていない
疑いの中をさまよいながら私は思う
それでも使徒たちが伝えないではおれないほどに
驚くべき何かがその時々にあったのだ
それはきっと
肉体や物を揺さぶるよりはるかに強く
彼らの魂を揺さぶったのであろうと
(90年代後半か・・)
魂の讃美歌
心の奥の奥
その深みにあって
限りなく命に近いもの
と表わしても
実体に半歩も近づいたとは言えない
荒野に呼ばわる声がして
求めてやまないもの
弱い肉体の
心を熱してやまないもの
死にかけた肉体や
死にかけた心においてさえ
まだ燃えることのできるもの
求めることをやめない
望むことをやめない
人間の持っている
力に類するものの中で
最後まで耐え忍ぶ源
誰も作れない
誰も飾れない
しかし与えられて
人にあるもの
人を人にするもの
見るところ人には空しく
辻褄の合わない
あらゆる矛盾を孕(はら)むかのようで
果てもなく切りもなく
それでいて肉体に関わり
心に近しい
滅ぼされて滅びない
殺されて死なない
やさしい言葉から
激しい言葉まで
涙ながらに尽くしても
あらゆる形容と
定義をやすやすと拒んで
逆に以上のすべてを
生み出すもの
分けられず
分かれず
わからず
別れない
(90年代か・・?)
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