無機質
 
 
意固地なまでの強さが
無機質であるなら
火をかけても
水をかけても方向がない
 
細胞もなければ
吸気も呼気もなく
熱は化学の妖怪で
力は物理の調伏だ
 
一日一日ピストンの往復に
放縦な破砕の粉塵
煙は霧散し
色をなくして散るだけで
顕現している公害の神殿
 
真昼に見つからない白色を当てて
背中の冷汗を押す崖っぷち
真夜中の潜熱に
夢の毒気を煽る赤目の眼底
 
デルタ線分の構造式を
振って並べた文字列が語る永遠
αからΩまで
ピンからキリまで
すべてつながってあますところがない
式も環もなく永遠を表す重根
 
ループ回路の摩擦に
ひび割れる二重位相の
失敗したモルフィング
 
違う景色の同時性
線分は交わる
くずれおちるはずがない
元々欠損の自生種ゆえ
 
 
(2014年12月31日、同日一部修正)
明日アップすればよいのに・・とも思いながら
時々感情が溜まると詩のようなものを書きたくなります。