希望
 
 
希望は絶望からしか生まれない
 
希望と絶望は同値である
 
希望と絶望は分けられない
 
絶望するとき同時に希望を抱いている
 
絶望するとき
起死回生を望まないではおれないのだ
 
信仰はそこから祈りに導くかもしれない
 
そのとき信仰も希望も一種の狂気なのかもしれない
 
しかしその狂気は
希望だけに満ちています
という感謝と讃美よりはマシな狂気だろう
 
希死は常に
死ななくてもよい状況を想定している
想定している
 
希望は儚いが
希死を過ごさせて
絶望を過ぎ去らせるかもしれない
 
絶望が過ぎ去ると
希望の記憶のような気配が残るが
希望は残らず
次に新しく生まれるのを待つだけだ
 
絶望がなく希望だけがあるというのは
何かを欲しがっている状態
つまり欲望か
または多幸気分の表出に過ぎない
 
絶望のない希望は
人を平気で傷つけるほど
野蛮な心性だ
 
勘違いしてはいけない
 
希望と絶望は同値である
 
希望は常ではない
 
希望との出会いはそのとき一度限り
 
一期一会なのだ
 
 
(2015年02月26日)