ブログ村アンケート掲示板に書いたコメントを記事にしてみます
向精神薬
ブログ村アンケート
「うつ病治療に薬は必要か?」に書いたこと
一部修正したところがあります
15/05/30 17:04
・必要だ。脳機能を修復するためにも大切だ。に投票しました
すごく良く効く人がいる。全然効かなかった私がいる。
15/07/13 12:00
向精神薬は、特にメジャーの場合、
脳の神経伝達物質をブロックして減らしたり、(安定剤など)
減るほうをブロックして増やしたりします。(抗うつ薬など)
それぞれ伝達物質が過剰か過少というベースがあるようです。
それは元々の個人の精神機能から生じた状態が
家族や社会にとっても本人にとっても苦痛であることを根拠としている・・
・・社会適応するための人格変容剤と言えるかもしれない・・
副作用もありますし、効き目の個人差もあるので、結局は
社会的病理の判断に合意するかどうか・・という問題になるようです。
つまり元々の人格が不利益ならば薬で変えるべきかどうか・・
嫌われるかもしれませんが私は元精神科の医者でした(今は廃業)。
・・にもかかわらず・・
先輩のドクターに、鬱状態、不眠症ということで、
私が求めて薬をもらっていました。
私は抗うつ薬などを十年以上服薬しましたが、
効かなかったのと、気分が悪くなるときもあったので、
今は抗不安薬(マイナー)だけ頓服で服用しています。
内服では効く人もいたという経験があるし、
興奮や希死の強い場合は強制的にでも注射として使うことがありました。
精神薬を全面否定することは出来ません・・
15/08/05 05:01
興奮や希死の強い場合は強制的にでも注射として使うことがありました。
・・と書きましたが、
失礼しました・・強制的・・というのは主に統合失調症で、
入院が必要だが興奮して全く説得を聞かない人の場合、
鎮静剤を注射して強制入院(法的には医療保護入院)になります。
うつ病の場合の注射は説明したうえで
主に早く効くことを期待して点滴内に抗うつ薬を混注する場合です。
私のような者でも10年以上勤めていると
馴染みの患者さんが外来にも入院でも何人かはいたのですが、
・・何がストレスだったのかはっきりしないけど、
結局、不眠に昼間の体がついて行かなくなって辞めました。
体力の限界、気力もなくなり(お相撲さんの引退会見みたいですが)
・・その前後、改めて考えると、20年くらいの抗うつ薬服用歴です。
15/08/05 06:00
ご存知かもしれませんが
大ざっぱな向精神薬の分類として・・
抗精神病薬(メジャートランキライザー)
主に統合失調症
不安の強い場合など他の疾患にも臨時に使われることがあります
抗不安薬(マイナートランキライザー)
主に神経症
他の疾患にも適宜併用されることがあります
抗うつ薬は
主に鬱病、鬱状態に
強迫神経症その他、適応範囲は他にもあるようです
あと睡眠薬、等々です
※トランキライザーは精神安定剤のこと
※向精神薬は
中枢神経系に作用し、
生物の精神活動に何らかの影響を与える薬物の総称(ウィキより)
※麻薬や麻薬系鎮痛剤なども含まれるようですが(ウィキより)
依存や違法性が問題になります
懐かしいなんてもんじゃありませんが、
長々と書いてしまいました。
私のコメントをブログ記事にしたいと思います。
失礼いたしました。
向精神薬
ブログ村アンケート
「うつ病治療に薬は必要か?」に書いたこと
一部修正したところがあります
15/05/30 17:04
・必要だ。脳機能を修復するためにも大切だ。に投票しました
すごく良く効く人がいる。全然効かなかった私がいる。
15/07/13 12:00
向精神薬は、特にメジャーの場合、
脳の神経伝達物質をブロックして減らしたり、(安定剤など)
減るほうをブロックして増やしたりします。(抗うつ薬など)
それぞれ伝達物質が過剰か過少というベースがあるようです。
それは元々の個人の精神機能から生じた状態が
家族や社会にとっても本人にとっても苦痛であることを根拠としている・・
・・社会適応するための人格変容剤と言えるかもしれない・・
副作用もありますし、効き目の個人差もあるので、結局は
社会的病理の判断に合意するかどうか・・という問題になるようです。
つまり元々の人格が不利益ならば薬で変えるべきかどうか・・
嫌われるかもしれませんが私は元精神科の医者でした(今は廃業)。
・・にもかかわらず・・
先輩のドクターに、鬱状態、不眠症ということで、
私が求めて薬をもらっていました。
私は抗うつ薬などを十年以上服薬しましたが、
効かなかったのと、気分が悪くなるときもあったので、
今は抗不安薬(マイナー)だけ頓服で服用しています。
内服では効く人もいたという経験があるし、
興奮や希死の強い場合は強制的にでも注射として使うことがありました。
精神薬を全面否定することは出来ません・・
15/08/05 05:01
興奮や希死の強い場合は強制的にでも注射として使うことがありました。
・・と書きましたが、
失礼しました・・強制的・・というのは主に統合失調症で、
入院が必要だが興奮して全く説得を聞かない人の場合、
鎮静剤を注射して強制入院(法的には医療保護入院)になります。
うつ病の場合の注射は説明したうえで
主に早く効くことを期待して点滴内に抗うつ薬を混注する場合です。
私のような者でも10年以上勤めていると
馴染みの患者さんが外来にも入院でも何人かはいたのですが、
・・何がストレスだったのかはっきりしないけど、
結局、不眠に昼間の体がついて行かなくなって辞めました。
体力の限界、気力もなくなり(お相撲さんの引退会見みたいですが)
・・その前後、改めて考えると、20年くらいの抗うつ薬服用歴です。
15/08/05 06:00
ご存知かもしれませんが
大ざっぱな向精神薬の分類として・・
抗精神病薬(メジャートランキライザー)
主に統合失調症
不安の強い場合など他の疾患にも臨時に使われることがあります
抗不安薬(マイナートランキライザー)
主に神経症
他の疾患にも適宜併用されることがあります
抗うつ薬は
主に鬱病、鬱状態に
強迫神経症その他、適応範囲は他にもあるようです
あと睡眠薬、等々です
※トランキライザーは精神安定剤のこと
※向精神薬は
中枢神経系に作用し、
生物の精神活動に何らかの影響を与える薬物の総称(ウィキより)
※麻薬や麻薬系鎮痛剤なども含まれるようですが(ウィキより)
依存や違法性が問題になります
懐かしいなんてもんじゃありませんが、
長々と書いてしまいました。
私のコメントをブログ記事にしたいと思います。
失礼いたしました。

(2015年08月05日)
(2015年08月12日、一部修正)
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