生きる
何でもかんでも感謝と賛美で
明け暮れなければならないような
信仰と生活なら
厳しい現実との乖離に
いつか気持ちが切れるだろう
それでも信じ続けようとするなら
何かをこじつけることになる
これは人間の悪しき本性である
悪しき本性に負けず
善を求めて止まない信仰に生きるために
信仰を求めて止まない本性のほうに
生きるために
どうしようもない人間だが
それでも
人間を見捨てず
愛してくれる神がいて
人間を導き
いつの日か完璧に成就して
人間がその麗しい秩序に
含まれる日が来ることを祈っている
それゆえ
救い主の同伴を仰ぎ祈り願いながら
その日のために
ただ神の国の
一部に含まれることだけを願って
生きているのである
(2015年12月25日)
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