神が、神が、・・
罪悪感を感じないで
どこに罪の赦しと救いがあるのだろう
神が、神が、・・と語りたがる
その度に外れてゆく人道を省みもせず
それはもう
意地が訂正不能を固めているようなものだ
そのくせ反対意見には
何も返すことが出来ない
そのくせ
神が、神が、・・と語りたがる
堂々巡りなのだが
神の言うことを聞いているつもりで
人の言うことを聞く余地も能力も失っている
単方向の言論を
「一方的な神の愛」と勘違いして
ひいきの引き倒しのように
愛され救われ談義を繰り返す
陰険から険悪に
実に
神が、・・を主張しながら
人の言うことを聞かないわりには
とても卑怯だ
・・陰謀、小細工、・・目も当てられない
批判されると答えられないのに
相手が悪いと
返しても感情的だ
その果ては
・・神のごとき沈黙だ
悟った者としての見下す視線しか持たず
人を責めるばかりで
あとは黙ってしまうが
教える態度だけを持ち続け
自分の言説を
その後も同じように語り続ける
誤りの可能性と同時に
弁明の可能性を次から次に捨てている
自分を責めることが出来ない固まり様で
罪悪を必ず人に当てはめる
罪悪感を感じないで
どこに罪の赦しと救いがあるのだろう
自分に罪があると認めた罪人が
赦された話は聖書にあるが
自分に罪があると認めない罪人が
赦された話が聖書にあるのか
自らの罪悪を認めないで
罪悪感を感じないで
どこに罪の赦しと救いがあるのだろう
神が、神が、・・と語りたがる・・
※
人についてさえ
すべてを理解することは不可能なのに
なぜ神を主語にしてその御心や行いを語り
神を可知から既知にしてしまうのでしょう
(2015年12月26日)
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