色即是空
 
 
キリスト者とはいえ
時々に訪れる現実の気分の悪さには
尊い先人の知恵を
ボーダーレスに生かさぬ手はない
 
色即是空
色すなわちこれ空
現象には固定的実体がない
空即是色
空すなわちこれ色
固定的実体のないもので世界は成り立つ
 
固定的実体があれば
そこに不変の基を求めることが出来ようが
それは完結して味気のないものかもしれない
 
固定的実体がないからこそ
頼りない人間は変化し
揺れて定まりなく
いつも何かを求めており
ゆえに進歩と成長の
不断の努力の意味があるだろう
 
 
神に祈り
キリストを救い主と仰ぎながら
視力にまた腕力に
直接いつも手応えがあるとは言えないような
時系列を過ごすしかない人間は
自他の現象を受け取りながら
しばしば
固定的観念の先入観で
飾ったり自分に思い込ませたり
さらには偽ったりしながら
自身の自尊を守ろうとしている
 
神との契約つまり約束、
神の国、赦し、救い、恵み、
これら多くの聖であるはずの言葉が
人の世界でもみくちゃにされている
 
世間体、体面、体裁、自尊心、根拠のない誇り、
これらによる自己満足に化けてしまっても
それを必死に守ろうと硬直している
 
人は実に律儀に嘘を吐く
 
自己満足を避けるには
固定していると信じ込まないで
いつも求めてゆくこと以外にないのに
 
神の僕となった者たちが
こともあろうに
神の秩序を自分で守ろうとしている
 
及びもつかぬではないか
 
 
神は万物を創造し人間を創造した
ゆえに神は万物を有し人間を有する
ゆえに神は人間的共感を有する
ただの摂理と違って
打てば響く、
呼べば答える
とはこのことである
 
神は人間を造り
神は現象を造り
目に見えるところに
神は自らの代わりに人と現象を合わせ
打てば響くのを見ようとされるのではないのか
 
現象を知るのは務めだが
実体のない現象に左右されるのは
人間の本当の姿ではないと
 
 
(2016年01月23日)
 
自信があって書いているわけではありません。
仏教の教えだから、なおさらです・・
 
色即是空 空即是色(しきそくぜくう くうそくぜしき)
嘘を吐く(うそをつく)
僕(しもべ)