「シャロムへ(3)」
 
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   蛇と蛭と鼠の人 (旧作・改)
 
 
誰しも蛇の腸管や
蛭の下垂体と鼠の甲状腺
 くらいは飼っているものである
 
強い蛇を飼っていれば
 いつも毒を吐いているので分かりやすい
 
しかし多くは鼠が摂食の抑制を掛け
 さらに蛭が吸血の抑制を掛けるので
面と向かっては毒を控え
蛭が丸くなり鼠が蠢き出すとき
 
本人がいなくなったところで
活性化した蛇の舌をぺろりと出して
 さりげなく口臭のような毒を吐き
人の印象を吹き込む
 
意識的か無意識にか
思わず或る時か
 という罪の軽重は
人には測りがたい
 
奸計と小細工を弄して世渡りをするような
最も凶悪なホルモン性の動物は
 その測りがたさを利用する
 
 
(2016年04月05日、旧作(90年代か)改、アップ)
 
蛭(ヒル)
鼠(ネズミ)
蠢(うごめ)き出す
或(あ)る時
奸計(かんけい)
弄(ろう)して