想定に過ぎませんが・・・
 
 
  信仰サイコパス
 
 
殆ど100%自己中心の場合
 
不遇と苦労の日々に
こんなに酷い目にあうのは不当だ
と思い続けて
外部の環境とか社会とか政治とかのみに
原因を想定する
 
自分の罪について
深い考察にも洞察にも至ることはなく
すべては他者のせいと思いながら
結局すべては自分の快楽原則に従っている
 
そういう者が
信仰による救いを受け入れるのは
自分に落ち度も瑕疵もなく
自分を正当化してくれる神に
救われたと讃美するのみの信仰になるだろう
 
自分について
ゆえに人間について
本質を考えることがないので
その言説は皮相で
かつ妨げる者に対しては
反論が成り立たないにもかかわらず
敵意のみを向けて
 
いかなる刺激に対しても
自らの正当な境地を守っている風情で
罪と偽善にまみれても
堕してゆく自分を認めない
 
自分の罪や欠点さえ
今となっては貴重だと誇ることがある
自分には無縁と思っているからだ
 
自分に敵対するすべてを
自分を救う神の敵と見なすことで
虚妄のうちに
平安を貪るサイコパス的人格である
 
人に良く思われるための
表層的な道徳の知識を持っていて
それを自分の信仰に結び付けて語る圧力のために
情熱と勘違いされて
見分けがつきにくいという隙間を生きている
 
そういう者は
何の理路もなく、敵を滅ぼしてください、
敵を滅ぼしてください、と
繰り返し祈り続ける末路に至るだろう
 
本当の神の敵は
他ならぬ自分に中にあることに気づきもしないで
 
 
(2016年04月30日)
(2016年05月01日、一部修正)
 
瑕疵(かし)
堕する(だする)
貪る(むさぼる)
隙間(すきま)