陰の人々
 
 
部屋の灯りを消すと
さっきまで腰掛けていた椅子も消えて
うすぼんやりと浮かんでくる部屋の形は
部屋ではない
 
黒の漂う夜は
過去も未来も臭ってくるが
暗夜を行き交うのは
生きている人ではなく
陰の中の影になった人たち
 
連れて行ってくれないか
恨みでもあるのなら
むしろ連れて行ってくれないか
 
死にたい欲望はないが
この世さえ
いくら叫んでも届かないなら
好きな色は青
でもいつも
身近にあるのは黒
ずっと覗いてきたのだから
 
青から黒へ渡って
誰も見たことのない
宇宙の果てと深海が同質になるような
隠された光の深い深い淵に過ごす
 
ともに陰の人々の
やさしさのやましさ
 
(2011年10月09日、同日夜あっと思って修正)
(2019年04月26日、修正)
 
淵(ふち)
 
 
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