息と心
 
 
肉体の命の終わり
つまり死については
心臓の不可逆的停止か
呼吸の不可逆的停止が
組織への酸素供給がなくなるという点で
二つとも互いに
また全身の死に
一対一で対応している
 
死にたい死にたくないを問わず
人は死をどのように意識するだろうか
 
死後の世界は想像に過ぎない
 
生きている間
死は命すなわち生と
切り離せない
 
人生観は
限りある命を視野に入れるとき
限りなく死生観に近似する
 
呼吸つまり息は
限界はあるが
意識的に深くすることも止めることも出来る
無意識に呼吸するときにも
息をしていることを常に自覚できる
 
心臓の拍動は
止まったときはもちろん
動いているときにも殆ど自覚されない
 
したがって
命つまり生きていることは
心拍よりも
息にたとえられることが多く
ゆえに心臓よりも
心に結びつく
 
心臓が
心の臓と書かれる所以でもあろうか
 
はっと驚いて息を呑む そして
息が弾むとき 心は激しく動き
心が縛られるとき 息が詰まり
息を凝らすとき 心は注意深く
心が切ないとき 人知れず大きく息を吐く
そして少しばかり息を入れる
 
呼吸と心臓は
肉体的生命に直結するが
 
息と心は
生きていることに深く関わる
 
命の息であり
息の命である
 
 
(2011年05月02日)
(2019年05月07日、修正)
 
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