ウソの国-詩と宗教:st5402jp

キリスト信仰、カルト批判、詩のようなもの、思想・理念、数学・図形、などを書いています。

2014年08月

フィクションです・・
 
 
  気持ち
 
 
気に食わないと
「お前が悪いんだ」と言っていたら
自己中心的だと言われるようになった
 
それはよくないと思って
黙っていることにしたら
黙っていれば済むと思っている
と言われるようになった
 
それはよくないと思って
「私が悪いんだ」と言うことにしたら
「私が悪いんだ」と言うことが
付け足しみたいな言い訳になっていて
自己満足だと言われるようになった
 
それはよくないと思って
それはよくないと思って
口を切り取って捨てた
らいいのか
 
 
(2014年08月23日)
極端な話です・・同じことを言っていると
だんだん本当の気持ちが伝わらなくなるみたいで
・・だからといって
変えればいいというわけにもいかなくて・・
 
 
 
 

 
  確信の果て
 
 
いかなる思い込みも
個人においては信仰となりうる
というより
いかなる個人においても
信仰は思い込みを繰り返している
 
思い込みが邪悪なのは
思い込みの宗教的確信は個人にとどまらず
人の確信を神への信仰として他者に伝え
「わかりました。ありがとう」を聞きたがるようになるからだ
 
人に伝えるとき思い込みの確信は
自分信仰という
むしろ信じないほうが良かったというほどの
あってはならない邪悪さを示すだろう
 
その邪悪さに気づく自分を残すために
神への確信にだけは走らないでほしいのは
個である人として考えられる自分を残しておいて欲しいからだ
 
思い込みが確信の自分信仰になったとき
自己の確信に
神を見たかのように酔いしれる者を裏切るのは
敵ではなく
まさに自らの信仰生活に他ならないからだ
 
そのときに自分に反対する者を
神の敵と見なして悪口を吐き
その死を願う者とならないためである
 
 
(2014年08月22日)
 
 
 
 

 
  妄想 (二)
 
 
人はあまりに妄りに思いを馳せるゆえ
周りを気遣って妄想同士が折り合いをつけて
個人の正気を装っている
 
それほど思想は千々に乱れるゆえ
人と人とが折り合いをつけるのは至難であり
久しく失敗を繰り返している
 
水浸しになっては沸騰し
熱して燃焼し重度の火傷に
怒り発すれば所構わず引き裂いて
血を噴き出し流しては
おろおろと包帯を巻くのである
 
小さく個別に
炭化した口を開け
流れ垂れ下がる真っ赤な舌と
泡の唾液が口角の補正を計り続ける間
 
大きく領国に
火山の噴火のように
また洪水の水勢のように
激情巡る大地の片隅に
四季の巡りのような穏やかな色彩を求めて
 
ほんの一部でも一致し
互いに近づこうとするのは
人類共通の涙ぐましい悲願である
 
 
(2014年08月17日)
 
 
 
 
 

 
  妄想
 
 
食事は肉体を支えているが
食事は正気を支えていない
 
正気は妄想が支えている
 
何かを行ったとき
束の間
良い気分になるのは
何か妄想が生まれているからだ
 
達成感ならば
行うとき既に
妄想が生まれているのかもしれない
 
言語化や行動化の暇もなく
過ぎ去って空しい妄想は
気分として処理されるけれども
浸っている間は
非現実で訂正不能という
妄想の要件を満たしていて
他者を受け入れることはない
 
行為の動作そのものが快楽ではないときも
絶望的な現実でも
行えば
呼ばれたかのように
じわっと湧いて膨らんでくるものがあり
現実の苦痛を癒やすように
不可避な消滅方向への旅を潤滑する
 
かろうじて
正気は妄想との折り合いだ
健康は病気との折り合いだ
 
 
(2014年08月16日、同日・・汗・・修正)
 
関係があるかどうか分からないけど・・
昔、妄想による異常行動や拒否や自閉について
究極的な防衛反応のような気がして・・
 
精神の秘密を守れなくなると
肉体をもって秘密を守ろうとする
・・という印象を受けたことがあります。
 
( ※ 大昔、読んだ詩に・・
病院には肉体の秘密がない
したがって精神はますます多くを秘密にする
・・というようなのがありました
     ・・谷川俊太郎か・・)
 
(2014年08月17日、補足・・?)
記事中の 「を潤滑する」 は、破格~破綻かもしれません。
 
 
 
 

 
  中身
 
 
中身が分かるわけではないが
 
中身を考えることは出来るだろう
 
考えていることは存在していることだし
 
外を見ることはあっても
 
存在に外見はないのだから
 
 
いささかでも中身のために生きているなら
 
外見は中身を表すために使われるものだが
 
外見世界の住人になってしまうと
 
中身は外見に使われることになる
 
 
(2014年08月12日)
 
 
 
 

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