ウソの国-詩と宗教:st5402jp

キリスト信仰、カルト批判、詩のようなもの、思想・理念、数学・図形、などを書いています。

2015年09月

 
  神芝居
 
 
神秘が神の秘密のままであり
しるしを見ずに信じることが義とされ
決して計ることの出来ない大いなる摂理に
人が抱かれてゆくゆえにこそ
理性と悪知恵にまみれた人であっても
希望を持つことも祈ることも
わが身と魂の運びを委ねることも出来ようというのに
 
それをまるで舞台の役者のように
神はこうお考えになり
キリストはこうなさることが使命で
聖霊が降りてきてこう働くなどと
不可分の三位一体と言いながら
劇のような役割をまるで
目で見て手に取るように単純に割り振られては
いったい何が神秘なのか
何が人知の及ばぬ全知全能なのか
 
三文小説のような
人の作った芝居を見せられて
神なのだから感動せよと言われても
決めた通りに動く下手な役者のような神を
救いなのだから疑わずに信じよと言われても
 
芝居を作った演出家や脚本家の思惑通りに
批判をしないことが信仰だと
逆らわないことが信仰だなどと
どうして信じることが出来るというのだ
 
万軍の主なる神への信仰を見くびってはいないか
 
 

 
教理は聖書解釈から作った筋書き
つまり人による解釈例の域を出ず
そのまま信じ込むものではないのだが
 
神、キリスト、聖霊、という存在を
筋書きとして信じてしまうと
信仰になってしまった筋書きは
変わることがなく
誰にとっても同じように
繰り返し語らないといけない言葉になり
 
信仰なのだから真実だからと
人生の重要なことを
その筋書きで考えてしまい
それを答えとしてしまうだろう
さらに
筋書き仕立てではない信仰の話に
聞く耳を持たなくなるだろう
 
 
(2015年09月30日、同日一部修正)
 
 
 
 

 
  あるコメント(3)
 
 
元々はキリスト教の牧師が
ブログに政治的な記事を転載したところ
次のようなコメントが寄せられました。
 
コメント
「捏造したり、侵略することをしないで、国際法に従った行動すれば、それはよき隣国だが、今までしてきた事は当に理解できないヤクザ的行動である。あなたはヤクザが隣に住んでいても仲良く出来ますか。出来ないでしょう。防犯カメラをつけたり、何か因縁付けられトラブルが起こったときには、警察に通報し、自己防御するでしょう。 」
 
私としては、
例え話としても、隣国を隣人に譬えて
隣国をヤクザと決めつけることに抵抗を感じますが、
 
このブログの管理人は次のようなレスを返しています。
 
レス
「コメントありがとうございます。
 自分が一番大事なように誰でも自分のことが大事ですから、同じですね。過去に過ちがあれば清算し、傷つけあったりしていれば心から和解しなければ心を開きあえず、つい新たな争いになりやすいのは夫婦、親子、友達どうしのような身近であっても、いや身近だからかえってむずかしいですね。それは他人事ではなく私のことでもあります。 」
 
政治的な記事に
政治的な批判コメントが付いたのです。
 
政治思想に対して反論をするべきなのに
管理人はコメント者の例え話にレスしています。
 
しかも
ヤクザ(隣国)とは言わず
つまり隣国をヤクザと呼ぶことには言及せず
身近な人という言葉を使い
 
問われたことには答えず
「(和解は)難しいですね」と書いています。
 
これは内容が転載元記事に賛同しているにもかかわらず
賛同の強さに相当する政治思想の主張になっていない。
(転載して批判していなければ
 その内容に賛同しているということです。
 転載元記事が強ければ強く賛同していることになります)
強い記事を載せて強く押したいのではないのか
という疑問・・
 
政治の話を人付き合いの話にして
はぐらかしている・・
 
はぐらかせば、
つまり焦点を逸らしてごまかせば、
相手にしていない、まともに相手にする必要がない、
という判断をしたことになり
正面を向かず
卑近な例え話で済む相手だと見下していることになります。
 
例え話で教え諭されるような相手ではないのです。
 
ゆえに
「コメントありがとうございます」
は、慇懃無礼ということになり、
「他人事ではなく私のことでもあります」
は、取って付けただけという印象になります。
 
恐らく隣国関係を隣人に譬えたのだろうと思いますが、
隣国の尊厳と誇りを傷つけたという話なら
例え話で書く必要も感じないし
例え話で人情について語っても
何かすっきり分かるとも思えないテーマですから
ストレートでない分
全体に的外れ応答と言えるでしょう。
 
 
重要なテーマについて
コメントを削除されたり、
はぐらかされたりすると、
された側は
 
テーマから逃げることが
出来る場合(日常会話的な記事など)を除いて
 
不快と怒りを強くするか、
いっそう強い批判精神を持つことになります。
 
後者が私です。
前者も、かなり私です。
 
違いは、
前者は感情的な内容しか持たないが、
後者は一応の根拠を示すということです。
 
 
罵詈雑言ばかりではないが攻撃的なコメントに
自分で考えて、
同程度に攻撃的であってもよいが冷静なレスを
自分は返せないと思うときはどうするか
 
コメント欄を廃止して一方向の電子出版
みたいにするのが嫌なら
 
乱暴なので、とか、
このテーマには慣れていないので、とか、
正直な理由を簡潔に書いた上で
レスを書く気にはなれない、とでも書いて
その後はずっとスルーするか
 
分からない・・とだけ書いてスルーするか
 
最初からスルーするしかないでしょう。
 
 
(2015年09月30日、同日一部修正)
 
 
 
 

 
  言葉
 
 
人の言葉は
たぶん概念と対応しているのだが
概念は経験や学習によって変わってゆくし
また人によって異なってくる
その概念を表すのに
言葉を使っているわけだから
言葉は可変の多様を表すとしか言いようがない
 
人の言葉は
人からはここまでしか見えない、
こうとしか見えないという秘密の摂理によって
神ではない不全を限られるだろう
 
だからこそ人の言葉を
人は自ら縛ってはならない
 
 ・・・
 
偉大なる反逆者の思いは
それを引き継ぐ者たちの
熱心な従順によって腐敗した
 
人間を揺さぶり刺激して
動かないではおれなくさせる活性は
それによって救われた者たちの
見やすく考えなくてもよく
刺激のない不動の言葉で
救いを筋書きにしてしまう野望によって腐敗した
 
キリストの救いに与(あずか)りたいと望むなら
賜った言葉を
人の手で固定してはいけない
 
 

 
キリストの神性は
神の子であるからではなく、
(「神の子」は神と同様、概念把握不可)
答えとしてではなく、
(神の答えは神のみが知る神秘)
人の一生を支える問いとして古びない
という人の世界での持続として唱えられるべきです。
 

 
変わらないやり方で多くの人が救われてきた
と言うキリスト教指導者は反省しなくてはなりません。
今まで同じ考え方でやってきた成果は
自分と同じ思想を植え付けたのであって
そのまま神から善しとされた証拠にはなりません。
一方で
今までと同じ考え方で失敗した記憶を
たとえばコメント欄の嫌なコメントを削除するように
排除した上での記憶であることを
改めて思い起こさなければなりません。
 
神から善しとされる思想や解釈などを
確認できる人は一人もいません。
 
 
(2015年09月29日、同日一部修正)
 
ここで「反逆者」は
私としては
改革者としてのキリストを指しています。
人によって違うかもしれませんが
古い宗教に殺されたのだから
必要だと思って語気を強めた・・
 
ここで「縛る」は
人間の自由を制限するという意味で使っています。
例えば俳句のように
追求する目的によるルール設定のことではありません。
 
 
「言葉」・・トーナメント
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  崖っぷち
 
 
どうしようもない崖っぷちにおいては
命の異常な瀬戸際なのだから
どんなに激しく思い込んでも構わない
激しく救いを思い込み
激しく望み
激しく祈り叫ぶべきだ
 
藁(わら)は
神が与えた救いの綱であるかもしれない
 
しかし崖っぷちを過ぎることが出来たら
そこには
生き続けるという
新たな恵みと試練が待っているのだから
 
さらに経験を与えられ
加増された理性は
神の民である人間として考えるべきだ
 
そのときには区別がつくだろうから
もはや藁を神の救いだなどと思い込んではならない
 
 
(2015年09月29日)
 
 
 
 
 

 
  雑言記念日
 
 
独り言に罵詈雑言が多くなった
言葉がつながらなくなって
面倒臭くなったのだろうか
 
詐欺と信条が同じに見える
悪と信念が同じに見える
したがって政治と宗教が違って見えない
 
柔和にはずいぶん騙されたから
 
好き嫌いは誰にもあるようだが
好きは減ってゆき
嫌いは呪いになってゆくだろう
 
美しいものを見ると
少しは安心したものだが
美しいということが
だんだん分からなくなるようだ
 
誰かにとっての私は
最悪に見えるのだろう
 
 
必ず成就するけど
直ぐには出来そうにないことを言います
 
誰かにとっての私は
消えてなくなるといいです
 
これが私の絶望であり罵詈であり絶望であり雑言です
 
あまりにはっきりした希望の
言葉による自覚は
恐らく気分の異常か偽物です
 
 
(2015年09月28日)
 
絶望(2)・・トーナメント

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