丁寧な侮辱
丁寧語による侮辱は
罵詈雑言より悪質である
聖書の「悪い言葉」の最たるものである
何故なら偽善に通じるからだ
罵詈雑言は発する側の憂さ晴らし
受ける側にとっては全く無意味
上から教えることの好きな偽善者や自分信仰者は
こういう丁寧語で人を見下すだろう
侮辱した覚えは実際ないのかも知れない
侮辱しないために丁寧語を使ったのだから
侮辱するような単語は使われていない
それでもしっかり相手を
落として上から見ている視線だ
罵詈雑言は見かけも中身も悪だが
丁寧語による侮辱は見かけはよくても
中身は獣の所業になることがある
侮辱していると本人が気づかないのは
自分の立ち位置が分からないからだ
キリストは罪人に罵詈雑言を言わなかったが
偽善者に対しては「行ってしまえ」と辛辣だった
ともに罪人という低さの自覚があれば
人は人を侮辱することはないだろう
※
殴られるより悪いことがある
(三島由紀夫原作映画:午後の曳航)
(マタイによる福音書、口語訳)
7:23
そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、
『あなたがたを全く知らない。
不法を働く者どもよ、行ってしまえ』。
(マタイ7:23、新約聖書)
(エペソ人への手紙、口語訳)
4:29
悪い言葉をいっさい、あなたがたの口から出してはいけない。
必要があれば、人の徳を高めるのに役立つような言葉を語って、
聞いている者の益になるようにしなさい。
(エペソ4:29、新約聖書)
(2016年02月25日、同日一部修正)
丁寧な言葉を使っているから
人を傷つけることはないと思ったらとんでもない
という話・・
丁寧(ていねい)
侮辱(ぶじょく)
罵詈雑言(ばりぞうごん)
獣(けだもの、けもの)
殴る(なぐる)
罪人(つみびと、ざいにん、罪びと)