アドラー教について(2)
アドラー心理学サロン
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短い言葉で人生の秘訣を教えようとする無理が表れています。
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嫌いな人や苦手な人にまで良い顔をする必要は無い
好きになれない人は必ずいます
苦手なら、極力関わらないようにすればいい
「悪いから…」
「失礼がないように…」
そんなことを考えてばかりだと、他人の為に自分を犠牲にして生きることになる
もっと、自分の気持ちに素直になっていいんですよ
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目を覚ましてください。
私たちは
「悪いから…」「失礼がないように…」
という理由で人と関わることを決めているでしょうか。
そういう人に良い顔をしているでしょうか。
違うでしょう。
好きだったり、興味があったり、ためになると思うから関わるのです。
だから、嫌いや苦手の人からは離れてゆくのは、言われなくても、必然なのです。
嫌いや苦手を、上のような言葉で我慢しているでしょうか。
そんなに我慢はしていないと思います。
「苦手なら、極力関わらないようにすればいい」・・などという言葉に振り回されないでください。ちょっと関わったくらいでは、その人が、どういう人かは分からない場合が多いです。
人との付き合いで、恐らく、ひどい目にあっているブログ主の、短絡した断言を、そのまま、人に向けないでほしいです。他者などお構いなしの自己中にならないでください。
人間関係の問題は、一言では言えません。深い思考と経験が必要なことです。ここに、それぞれの、人と状況に応じて、思考の意味があるのであって、ちょっと感じたくらいでは分かりません。豪語する教祖的な者に従うことに安易に解決を求めないほうがいいのです。
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職業はその人の価値を表すものではない
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立派な職業人は尊敬される、ということを無視して語る者は、
恐らく、立派な仕事をして尊敬されたということもないのでしょう。
それで目立つことを言って、一気に憂さを晴らしたいのかもしれません。
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どんな職業に就いていても、その人の人間性は計れない
社会的な評価は絶対的なものではなく、指標の一つ
他人が決めた指標でした仕事の価値を計れないあなたは、どんな仕事をしても不幸ですよ
良い仕事、悪い仕事があるのではなく、自分がどう思うのかが全て
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仕事の評価を自己の満足だけで測る人になりたいでしょうか。
他者の評価も指標の一つだということです。
仕事の恩恵を他者が受けるような仕事はどうでしょう。
価値の押し付けにならないようにしてほしいものです。
察するに「指標でした」→「指標でしか」でしょうか。
ならば
「他人が決めた指標でしか仕事の価値を計れない」人が多いのでしょうか。
価値の指標を他者に委ねる仕事も多いのではないでしょうか。
他者のために仕事することを誇りや生き甲斐にしている人もいるでしょう。
「自分がどう思うのかが全て」ではありません。それでは無反省になります。
豪語の断定が、裏目裏目に出ています。
自分がどう思うのかが全て、これこそ、自己中の勧めです。
自分がどう思うのか、ということに、「全て」を付ければ、
他者への配慮を無視し続けることになります。
どう受け取られるかを考えない言い方だと思います。
自己中に仕事を選んで、仕事がなくなることもあるでしょうし、
他者への思いやりで仕事をする心を、失うかもしれません。
社会的に偏向した考えを持つ者のうち怨念を育てている者は、
付き合いがうまくいかないものだから自分の思い通りの夢を見て広めようとするのでしょう。
どうか処世の限られた一部を、人生の金科玉条にしないでください。
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バカは死ぬまでバカなのです
これは愚痴でも悪口でもありません
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よほど、人のことをバカだと言いたいか、言ってきた人だと思います。
あるいは、言われてきた人かもしれません。
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本当の話なのです
どれだけその人のことを考えてあげても、親切に手助けをしても無駄な人は必ずいる
人は自分が学習しようとしたり、成長しようとしない限りは何も学ばない
何を言っても、どう思うのかは他人の課題なので割り切ろう
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悪口ですね。
なんだか実感がこもっているような気がします。
いっぱい切り捨ててきた感がうかがえます。
それは個人的な経験であって人間関係の総てではありません。
他人の課題だからと、割り切る、つまり無視する
ということを言って解決する問題ではありません。
距離の取り方にも、学習と成長が必要なのだから
嫌われること以上に、恐れるべきでないのは、失敗することです。
そこから学び取る図太さを身につけるべきであって、
大事なのは、無視で楽を得るのではなく、
じっくり考えて、乗り越えることが大事なのです。
それも学習なのだから、精神を病まない範囲で、考えることが大切ですから、
思いわずらうようなら、いったん保留して休憩すればいいのです。
ひと言で格言のように表して、ひと言で切り捨てて、
それで解決するようなことではないのです。
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「信用」するのではなく「信頼」するのだ。
「信頼」とは裏付けも担保もなく相手を信じること。
裏切られる可能性があっても相手を信じるのである。
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これは、何なのでしょう。
人間関係についてならば、舌足らずです。
ブログ主を信じよということなら、まさにカルトの信じ方になりますが。
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嫌いなら関わることない。
嫌いなら話しかける必要も無ければ、相手にしなくたっていい。
結局、嫌い嫌いと言いながら、その人にまとわりつく人は、自分に自信が無いだけ。
自分の人生に意義を感じたり、集中できないから他人に目が行くのです。
あなたの勝手な都合で、他人を傷付けないで下さい。
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嫌な人には、関わらない、話さない、相手にしない、というのが、
気に入らないことは無視するというアドラー教の常套句ですが、
これ、悪口を言って、憂さ晴らししているのと、たいして変わりないです。
危険からは、当たり前に、一目散に逃げるしかない。
しかし、無視する、逃げる、ということが、いつも正しいわけではなく、
そもそも、いつもできるわけでもないのです。教える言葉だけの気安さが全開です。
相手に面と向かってでもなく、傷つけないでください、と言って、相手は傷つけなくなるでしょうか。言葉の気安さでは、解決しないことがいっぱいある現実世界で。
>他人が何をやっていようが、そんなことはあなたには関係の無いことですよ?<
また、一面的な決めつけです。
自分に関係のあることをやっているかもしれません。
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そんなにその人が気になって仕方がないのなら、その人の為に何かしてあげたらどうですか?
他人への関心は、優しさ以外は無意味
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気になって仕方ないなら、優しさには関われと言っています。
極端に問題を単純化しています。
その同じ記事の流れの中で、さかんに無視を勧めているくせに。
優しさ以外は無意味でしょうか。冷静な知性と感性を忘れてはいけません。
優しさにも見かけだけの偽善的なものもありますから、関われと一概には言えません。
正しいことが何かを、求めなくていいのでしょうか、考えなくていいのでしょうか。
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人の詮索ばかりする人は、他人の話をして、他人を引き立てるだけの存在として人生を終える。
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また、預言者か。言葉だけの気安さで、余計なお世話をしているのは、誰だろう。
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自分の歩んでいる道をしっかりと見よう
その先に何が待っているのか、その先のどこにゴールがあるのかは自分次第です
それを決めるのは自分次第であり、他人によそ見をしてはいけない
よそ見をすれば、車の運転と同じように必ず事故に繋がる
<
自分の歩んでいる道がしっかり見えることは稀だと思います。
自分次第、というのは、無責任な言い方で、具体的なアドバイスにはなりません。
よそ見に喩えても、具体的にはなりません。
>あなたの道のりは、他の誰のものとも同じではありません<
ブログ主とも違うのです。一人一人違うのです。
何が分かったつもりで物を言っているのでしょう。
短い言葉で表しても、それが格言的であっても、
すべてが解決して幸福に結ぶ付くような短い格言はありません。
言葉を信用しすぎないようにしてください。
大事なのは心です。心を表すのに、短い言葉で済むはずはないのです。
共感と共有を大事にして、深く広い思慮を求めることが必要です。
これは、短兵急に学べることではありません。
短い言葉を、一面的な格言としての限界を知らずに鵜呑みにするのは、とても危険です。
(2019年10月26日)
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