書いたのは90年代かな・・ブログでは10年前に乗せたもの。
はっきりしない、恐ろしく昔、書いた詩のようなもの。
ブログも十年になると、過去の記事の練り直し再録が増えてきました。
「現代詩入門」とかいった本を読んで感動していたのは、
それこそ、全然ぱっとしない青春の70~80年代。
きっと恥
引きつって声にもならず
みすぼらしい人格を残したまま
端から端へ滑って転んで
探し物でもしてるふり
山に入るか川に潜るか
きっと答えは街の中
こだまして泣いてこぶだらけ
※ 街で、何か恥ずかしいことになったのでしょうね。
何だったかは、全く覚えてないですけど。
石ころにでもなったような気持ち。
きっと不眠
換えたばかりの蛍光灯
これでパッカパッカと
黒ずんだ口を開けたり閉じたりを
当分は見なくてすむのだが
昼間より明るいわけはなく
後ずさりの気配の後
スイッチ切って
ドアを閉めた途端
闇という闇は押し寄せて
大きな大きな目を開けて
この夜は一体だれのもの
きっと朝までにらめっこ
※ 不眠症は、何十年も続いています。
といっても本当にそんなに眠らなかったらとうに死んでるから
眠ってはいるのでしょう。
眠っていたのだから覚えてはいない、当たり前。
挨拶したので
「やあ」
「おう」と
手を上げたまではよかったが
そのときパリッと欠けてしまったので
とりあえず型だけ取って帰った
大きくも小さくもない
部屋のすみで
ほこりをかぶって
ひびわれたそいつの
名前をまだ思い出せないでいる
※ 名前を思い出せないことが
今、テレビなど見ていても、深刻な問題です。
母と同じ認知症の始まりかもしれません。
形だけとっておいた・・というのは、
まあ、当時、しばらくは顔を覚えていたのでしょう。
流れ星みたので
またひとり
この世の果てのような
草も木もない崖っぷちに立って
靴を脱ぎ
手を合わせ
誰かにあやまって
ひょいと飛び降りたとき
飛んできた花火が
ぐさあと首の後ろに突き刺さって
しばらく噴射しつづけたので
うっかり軌道に乗ってしまって
今も落ちつづけてる奴がいる
※ 流れ星を見て、星の温度や表面など想像すると、
こういう残酷な擬人法になった。
まずい味噌汁のんで
足元をすくわれたと思って
ポンと辞表を置いて
「くそくらえ」とでも言ってから
帰ってきた腐った脳みその
脳だけ置き忘れてきたので
俺の椅子に誰かがすわり
俺の机に知らない本が積まれ
ガヤガヤと会話が音になり始める
今朝を日常だと思ってしまう
※ 実際には、くそくらえ、とまでは言っていません・・あのときは・・
当然ながら、自分などいなくても、他人の日常は続いてゆきます。
去った者は、それを知る由もなく、さりとて、戻る気もなく、
よく今日まで生きているもんだと思います。
今日、食べる物はある、でも
もう、いいんですけど・・と、神様に祈ることがあります。
分かった、好きにせよ、と返していただけるわけもなく、
ゆえに、生きているのかもしれません。
私が黒で勝ち。それまで殆ど勝てなかったから、
この段階で白がなくなる・・これはバグだと思います。
(2020年10月22日、旧作。若干修正して再投稿)
(2020年10月24日、一部修正)私の「ウソの国ー詩と宗教」ブログ:
https://ameblo.jp/st5402jp/
https://stdsts.hatenablog.com/
(古い記事は載っていません)
https://st5402jp.blog.fc2.com/
http://st5402jp.livedoor.blog/
(古い記事もインポート済み)
https://twitter.com/st5402jp
(ここは、たまにブログ記事をリンク)
https://poem.blogmura.com/darkpoem/ranking.html
にほんブログ村 ポエムブログ 暗い詩へ(文字をクリック)]
https://philosophy.blogmura.com/christian/ranking.html
にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ(文字をクリック)]
ブログランキング
https://blog.with2.net/rank4482-0.html
コメント