ウソの国-詩と宗教:st5402jp

キリスト信仰、カルト批判、詩のようなもの、思想・理念、数学・図形、などを書いています。

カテゴリ: 日記

息抜きです。
 
 
  色褪(あ)せる死
 
よほど悲惨な死に方は別として
近づいてくる当たり前の死
年を取れば取るほどに
死は近づいてくるのだが
年を取れば取るほどに
死は悲しまれなくなり
死の色合いは薄れてゆく
よほど特殊な事情は別として
同世代の高齢者が
畳の上で死んだとき
号泣(ごうきゅう)する友人は少ない
先に逝っちまったか
次は自分か
そのうち自分も
みたいな共有される平板の上を
ひとりひとりの褪色が包んでゆく
年を経れば経るほどに
誰もが忘れる頃
ある日ふと
いないんだった
もういないんだ
な・・・
どこかの深い深い洞穴から
短すぎて呼べない季節のように
少しだけ身に迫る
冷気の蒼い風のひととき
 
(1999年10月13日)
 
 
  黒い土
 
やっと見つけた黒い土を
しばらく見つめたのち
手に掬って
握りすぎて指の間からこぼれないように
持って帰って鉢に入れた
何も植えずに毎日水をかけた
ときどきは目を閉じて触ってもみた
日光に明るく照らされて土
寒い季節が終わる頃
知らない小さな芽を出してきた
未熟な緑
切り取らず
切り取られず
踏み付けず
踏み付けられず今度は
たくましく生きられたらと
語りかけた芽の下に
古い友人が眠っている
 
(1997年2月22日)
イメージですから。
 
 
  思い出せば
 
思い出せば遠いようで近く
近いようで遠い
 
リウマチ熱と心臓病の60年代
10代
青年期は70年代
20代
仕事していたのは80年代
30代
アナログ電話回線でネット始めた90年代
40代
 
自転車にぶつかること3回
気を失って救急車で運ばれること3回
ホモと誤解されること2回
 
 ホモに恨みはないが
 オレは純粋ヘテロだ
 
病弱なのに長生きしたほうで
それなのに幸福感がなく
過ごすほどに病は気から
病も気も老化して苦痛とともに
字だけ美しい青山に向かい
 
昔は
手書きでノートに書いた詩のようなもの
今は
キーボードタイピングと画像になり
 
進んでいるより押されていて
滑っていて転がっていて
だんだん早くなる月日は
怠慢によって加速され
 
 ホントだったと驚く思い出(中也)
 
終活は出来そうにない
このまま白くなってもいい
あまり迷惑はかけたくない
 
思いつめれば近いようで遠く
遠いようで近い
 
時間なんて過ぎてしまえば
命なんて終わってしまえば
あっ?と言わせてもくれない
 
思い出す以上に
思い起こして
思い描いて
想像して
 
そろそろと冬です
 
 
(2020年11月16日)
 
若き日より 長崎→福岡→熊本→長崎に、生きています。
 
 
プアマンズプアマンズ

プアマンズ(運転技術が乏しい)プアマンズ(お金が乏しい)ハーレー?
 ≒ 昔、乗ってたスズキの400ccと、熊本の阿蘇です。
 
 
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書いたのは90年代かな・・ブログでは10年前に乗せたもの。
はっきりしない、恐ろしく昔、書いた詩のようなもの。
ブログも十年になると、過去の記事の練り直し再録が増えてきました。
 
「現代詩入門」とかいった本を読んで感動していたのは、
それこそ、全然ぱっとしない青春の70~80年代。
 
 
  きっと恥
 
引きつって声にもならず
みすぼらしい人格を残したまま
端から端へ滑って転んで
探し物でもしてるふり
山に入るか川に潜るか
きっと答えは街の中
こだまして泣いてこぶだらけ
 
 ※ 街で、何か恥ずかしいことになったのでしょうね。
  何だったかは、全く覚えてないですけど。
  石ころにでもなったような気持ち。
 
 
  きっと不眠
 
換えたばかりの蛍光灯
これでパッカパッカと
黒ずんだ口を開けたり閉じたりを
当分は見なくてすむのだが
昼間より明るいわけはなく
後ずさりの気配の後
スイッチ切って
ドアを閉めた途端
闇という闇は押し寄せて
大きな大きな目を開けて
この夜は一体だれのもの
きっと朝までにらめっこ
 
 ※ 不眠症は、何十年も続いています。
  といっても本当にそんなに眠らなかったらとうに死んでるから
  眠ってはいるのでしょう。
  眠っていたのだから覚えてはいない、当たり前。
 
 
  挨拶したので
 
「やあ」
「おう」と
手を上げたまではよかったが
そのときパリッと欠けてしまったので
とりあえず型だけ取って帰った
大きくも小さくもない
部屋のすみで
ほこりをかぶって
ひびわれたそいつの
名前をまだ思い出せないでいる
 
 ※ 名前を思い出せないことが
  今、テレビなど見ていても、深刻な問題です。
  母と同じ認知症の始まりかもしれません。
  形だけとっておいた・・というのは、
  まあ、当時、しばらくは顔を覚えていたのでしょう。
 
 
  流れ星みたので
 
またひとり
この世の果てのような
草も木もない崖っぷちに立って
靴を脱ぎ
手を合わせ
誰かにあやまって
ひょいと飛び降りたとき
飛んできた花火が
ぐさあと首の後ろに突き刺さって
しばらく噴射しつづけたので
うっかり軌道に乗ってしまって
今も落ちつづけてる奴がいる
 
 ※ 流れ星を見て、星の温度や表面など想像すると、
  こういう残酷な擬人法になった。
 
 
  まずい味噌汁のんで
 
足元をすくわれたと思って
ポンと辞表を置いて
「くそくらえ」とでも言ってから
帰ってきた腐った脳みその
脳だけ置き忘れてきたので
俺の椅子に誰かがすわり
俺の机に知らない本が積まれ
ガヤガヤと会話が音になり始める
今朝を日常だと思ってしまう
 
 ※ 実際には、くそくらえ、とまでは言っていません・・あのときは・・
  当然ながら、自分などいなくても、他人の日常は続いてゆきます。
  去った者は、それを知る由もなく、さりとて、戻る気もなく、
  よく今日まで生きているもんだと思います。
  今日、食べる物はある、でも
  もう、いいんですけど・・と、神様に祈ることがあります。
  分かった、好きにせよ、と返していただけるわけもなく、
  ゆえに、生きているのかもしれません。
 
 
オセロ
オセロ(PC,ネット上、一人用)
私が黒で勝ち。それまで殆ど勝てなかったから、
この段階で白がなくなる・・これはバグだと思います。
 
 
(2020年10月22日、旧作。若干修正して再投稿)
(2020年10月24日、一部修正)
 
 
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  ピタゴラスの定理
   図形で証明する方法の1つ。
   (再録、図を描き直しました。)
 
 
ピタゴラスの定理(三平方の定理)
の証明方法は多数あるらしいですが
 
誰でも描いてみる下図
 
正方形3つ
正方形3つ
 
  
上2つの正方形の面積の和が
下の2つの長方形の面積の和=下の1つの正方形の面積
となることを図形によって示して証明します。
 
ピタゴラス2
ピタゴラス2

 
 
(2020年03月21日)
 
たわいなくても、自分で考えたことは大切にします。失礼。
 
 
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一息入れます。
 
再録です。テレビの英語の台詞の字幕の話。
http://st5402jp.livedoor.blog/archives/105597.html
母が、まだ元気で、家事をこなしていたころの話。
 
  You should not ...
 
 
TVで聞いた英語の日本語字幕
「(そんなことしてくれなくても、気にしなくても)いいのに」
You should not ... と聞こえたような気がするが
聞き違いか・・・「いいのに」
 
することはいっぱいあって
免許や資格や手続き・・等々
追いつめられた気分
今さら更新しても失っても
使う目処も立っていないのに
 
二十代の
あるときから希死念慮があります
痛みには弱いけれど
もし苦痛がなくて済むのなら
今心臓が止まっても・・今さら長生きなど
 
何かに気づくことがあっても
何かに気づかないでいても
例えば何かを指して
それを気づいていないとは言えない
気づいていないのだから
 
何か気づいてないことがあるのだろうと
気づいていることの頼りなさから
想像してみるだけだ
 
母は病院通いと買い物に出かけて
料理するのがきついのか弁当を買ってきて
「ごめんね」と言う
 
You should not ... 「いいのに・・・」
と実際に母に言ったわけではないが
 
いいのに・・・
私はもう生きなくても
今日も明日もなくても
・・・いいのに・・・
母はそんなこと知らない
 
だから
弁当でも何でも文句言わずに
ありがたくいただきます
 
 
(2011年11月18日、同日一部修正)
http://st5402jp.livedoor.blog/archives/105597.html
 
 その後
 
2012年、免許は更新しなかった。50代半ばには運転が怖くなっていた。
 
2012年、母は転んで腰の圧迫骨折、家事も出来なくなって
入院5か月の後、介護施設に移って、現在に至る。
同年、住民票を熊本から移す。
 
・・ you should not ・・
英語の意味と、私の意味も、違うのかもしれないが、心に残る。
 
 
(2020年01月18日、一部修正して再録)
 
今年2月に、母は97歳、私は66歳になります。
 
 
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   憂い
 
 
若者は虫歯が痛くなり
老人は歯が無くなる
 
若者は食べ物の味を気にするが
老人は食べ物の硬さを気にする
 
若者は肌の色と荒れを気にするが
老人は肌があれば気にしない
 
若者は前に足を伸ばして進むが
老人は前に倒れるのを
足をつっかい棒にして進んだことになる
 
若者はソファーの上に跳ぶことが出来るが
老人はソファーの上にいつも落下している
 
若者は慌ててトイレに駆け込むが
老人は慌ててトイレの前で濡れる
 
若者は疲れて眠るために
老人は眠るだけなのか知らないまま
 
目を閉じる
 
 
 (2016年06月27日)
 
 憂い(うれい)
 慌てる(あわてる)
 
 
(2019年09月20日、一部修正再録)
 
なかなか、書くのが難しくなってゆくようです。
 
 
  近況 20190920
 
 
今日は、月一回、母が介護施設から内科に受診する日。
 
私は、6月に原因不明に体調を崩して、不完全に回復してから、筋力の衰えが目立ってきて、家の中もヒョコヒョコパタンパタンと歩く感じで、外に出るのも億劫で、家は、市の指定ゴミ袋を買いに行かないために、ゴミ屋敷に近くなっている。
 
7~8月は、母の顔を見ていないので、いくらなんでも、ということで、昼ごろ、私は、タクシーで先に病院へ、しばらく待つと、介護士同伴で、福祉車両の車に乗って、車椅子の母が病院に来て、診療が終わるまで付き添っていた。
 
女性の介護士さんは、ネットで見た可愛いカワウソによく似ていて、顔も体格も、ぽっちゃりしていて、明るく元気な人だった。予診、検査、診察と付き合って、まあ、私が役に立つことは何も無かったけど、むしろ、私のリハビリみたいな感じで、とにかく、歩行という運動にはなったようだ。
 
台風が来るので、帰りは雨が激しくなってきた。天気がよかったら、外出したついでに、ゴミ袋を買おうと思ったが、タクシーでまっすぐ家へ。
 
一応、きれいではないが、着てゆく服があり、きれいではないが、歩ける私がいることが分かって、お金とティッシュと薬を携帯しながら、贅沢にもタクシーを使ったが、近くへの買い物なら、歩いて行けそうなので、台風が過ぎたら、ゴミ袋を買いに出てみようと思う。
 
暗く考えて自分を卑下しても仕方ないから、些細なことでも、6月よりはマシ、という希望的観測を残すことにして、このまま順調なら、部屋にも母の座るスペースが出来るから、来月は、前のように、母が家に一時帰宅して、昼食に、いつもの握り寿司でも一緒に食べようと思っている。
 
あの病院、顔で選んで雇っているのだろうか。受付嬢は、特に美人だ。チラリチラリと見て、目の保養というか、看護師さんたちも、上述の介護士さんも、顔が生き生きしているのを感じるので、見るなら、美人に越したことはないが、明るく元気な姿を見ていると、待ち時間も気にならないだろう。好印象の女性が活動しているのを見るというのは、これは、確かに、待ち時間が結構長いことを考えると、その対策としても、なんだか、・・いい感じかもしれない。
 
さあ、早く、ゴミ屋敷を脱することが出来ますように。
人類にとっては、取るに足らず、見る価値もなく、実際、見る人などいない弱い私の一歩だが、
私にとっては、これから長くはないであろう余命の、死活を左右する、大切な一歩なのです。
そのアホみたいな一歩を踏まなければ、次の一歩はないのですから。
 
 
(2019年9月20日)
 
 
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(更新、コメント不可、12月消える)
 
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