誤解2
 
 
20代の頃の話。ヤフーブログ終了に伴う引っ越しで、ライブドアとFC2のブログには既に書いてあるので、「2」を付けました。
 
ときどき、記憶が、よみがえるので、ストレス発散のため、加筆して載せておきます。
 
「 
 
彼がどんな重荷を背負っていたかは知らない。日曜日の教会での礼拝のときだった。彼が私の横に座った。膝を閉じ、まるで長いすからはみ出しそうな格好で小さくなって腰掛けた。
 
先に座っていた私はそのとき長いすの真ん中で大股開きでふんぞりかえっていたので(おやおや、ちと場所を取り過ぎたかな)と思って姿勢を正して場所を空けたつもりで、姿勢を正して、少し彼から距離を取る形になった。
 
すると軽蔑されたか忌み嫌われたとでも思ったのであろうか、彼はすっと席を立ち出て行こうとした。
 
数人の信者が彼を引き止めようとする。私は黙って座っていた。どうしたらいいのか分からなかったのである。
 
(「どうぞ、場所あけましたからこちらの方へお座りください」と言えればよかったけど、そういうのってオレは苦手なんだ。それにしても席を立たなくてもいいじゃないか。どういう事情かは知らないが少し被害的なんじゃないの。知らない、ああ知るもんか。)
 
恥ずかしさの反発で腹立たしく、一方で思うのであった。(こういうことで罪を犯すこともある。受け取る側の問題はともかく受け取らせ、その弁明も償いもしなかった私に罪はあるのだ。)
 
昔、牧師さんから「生まれつき人を傷つけないではおれない性格の人もいる。」と聞いたことがある。自分のことか。人を傷つけないではおれないということは多かれ少なかれ誰にもあるのかもしれないが、子供の頃よく小動物をいじめて遊んでいたし、無頓着で気配りのセンスもないし、根はけっこう残酷なのかもしれない。
 
図らずも人を傷つけ、傷つけることで自分も傷ついた。自分が怖くなった。その後、いつからだったかは忘れたが、私は教会に行かなくなった。集団は向かないと思っていたし、昔、静けさを求めて通っていた教会にも、私は向かないと思うようになっていた。あの時の彼がどうなったのか知らない。思い出すと彼が救われるなら今死んでもいいという気持ちになることがある。
 
※ 「死んでもいい」は言い過ぎでした。
 
 」
 
数人の信者が彼を引き留めようとして彼がどうしたか記憶にないが、私のところには咎める人も説明を求める人も慰める人も来なかった。
 
ということは、彼は、差別された人、被害者、
私は・・差別した人、加害者、悪者、ということになっているのか。
 
だーれのせいでもありゃしない、みんな、おいらが、わるいのか ♪
 
教会に行きにくくなったのは事実である。そして、20代半ばで、転居を機会に、教会に行かないクリスチャンになりました。
 
 
誤解

誤解
 
 
※ ぼやき
 
奇跡と言えば、あったか、なかったか、あるか、ないかばかり。心の奇跡を尋ねる者はいないのか。
 
神と言えば、いるか、いないか、いたら・・のはず、だから、いない、とか・・言うだけ。おのれの勝手な思い込みの理想世界を、神に当てはめるな。
 
あるいは、いや、いる、いるんですね!、念押しのあと・・教理的な言葉、讃美の洪水・・これは祭司気取りの偽善者。ネット越しに、目と顔を寄せてくるような、あぶら汗の臭いの圧力を感じる。
 
巷は、キリスト教の嘘の先入観を、信仰者も、非信仰者も、刷り込まれ、舐められているどころか、呑まれていると思います。滅多なことは言えないと、敷衍を疎かにして、聖書語の讃美ばかりしていると、こうなるのでしょう。
 
 
(2020年12月11日、加筆して再録、さらに修正)
 
敷衍(ふえん)≒ 広めること。
 
 
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