というわけで・・また口を酸っぱくして・・?
 
 
限定
 
 
地域における癌の集団発生でもあれば
発症率の統計的有意差によって
放射能との因果関係が明らかな場合もあるでしょう。
しかし
次の世代に至ってからはもちろん
数年を経たのちも
さらに今の今であっても
癌が放射能によるものかどうかを
個別に判断することは出来ません。
 
そしてこのことは
本質をわきまえることなく
人命の犠牲を将来にわたって考えず
原発を維持し進めようとする人々にとって
とても都合がよいのです。
 
これから先の短期の無事故という結果によって
長期~永遠の安全対策が完了したかのように見せかけ
錯覚さえし続けるでしょう。
 
放射能被害が限定できるとするなら
それは地球規模で薄まり
半減期によって減ってゆくことに他ならず
地球に限定されるというのに等しく
それはそのまま
ひとりひとりの人と
ひとつひとつの国と地域にとって
限定できないということに等しい。
 
エネルギーは
事故の被害が限定されるものを選ぶべきです。
 
(2012年07月01日)