貧富と国と愛国心
金持ちがどんなに金持ちになろうと
何の支障もないのだが
貧乏が「底なし」になると
自殺と孤独死は増え
凄惨を極め
そして治安は悪化するだろう
街や都市には
独りで歩くと危ない
と言われる地域がたくさん出来てくるだろう
国がリーダーシップやカリスマ性で
万能感を振りかざし
完全や万全や安全を保証するかのごとく
国民を引っ張ってゆき
国民は、感じの良さそうな人だからと
お任せします
ということで良いはずはない
人間に完全も万能もないのに
それで愛国心と言われても無理な注文である
国は愛国的行為を
ある程度は強制することが可能だが
愛国心が「心」である以上
愛国心は自発的にしか生まれ得ない
人間は一礼して口を合わせながら
心の中で唾を吐く
ということの出来る動物である
過去の時代に学んでいるならば
古き時代の妄執と威信を捨て
逆に国が国民に
どんな国にしたいですかと
ゆえにまた今どんな種をまき
今どんな種を捨てるべきかと
アイデアを提供して
問いかける時代が来ていなければならない
そして愛国心は国民が
自由に国を批判したうえで
良かれ悪しかれ評価するところにしか生まれない
反対意見が
ひどい災難が起こったから反対だ
では余りにも弱いと思うのは、
その様子を見て国民を操ろうとする者たちに
くみしやすく無視しやすい人たちと見なされるだけだからである
徒党を組んで国と国民をほしいままに動かそうとする者たちに
騙されないくらいの思慮を努めて持って欲しいと切に願う
キーワードは
生存権(生物学的生存権、存在権、生活権)
という国家の唯一の存在意義を
如何にして「具体化」しようと努めているかだろう
なぜなら
一見やさしそうな顔と見た目と語り口、根拠のない結論、
具体性のないリップサービス、刷り込み、煽り、
情報の操作と必要のない遮断と隠蔽、等々、
騙す手段がいくらでもある時代だからである
(2013年01月07日)
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