祝(呪)いの詞
 
 
いちにち すぎただけの しんねんに
ひとびとは あけまして おめでとう
 
あけまして めでたくもなし かねもなし
ちせい おとろえ
かれる かんせい
つきる うんせい
あらゆるものから
しぬのを またれているような
ひがいもうそう
 
きょねんも
おおくのものをうしないました
 
うまれて このかた
たれにも あったことはないと
まえにも かいたし
もっと まえから おもうことがあった
 
めぐりあったと おもった ひとは
かならず さって おとさたもない
いきているか しんでいるかさえ
しりようもないのは
とおざかるべき ひと と おもわれてゆく
という ほうそくが
なりたつようだ
 
しぬ ゆうきが ないから
きょう たべるものが あるから
いきている
というより しなずにいる
 
じぶんの こうふくを もとめたい
たのしみたいと わかものが おもう じだいは
せるふぃっしゅな せいぞんを かけた
ひとくいの じだいへ むかうようだ
 
きょうそうは じゆうなのだが
きょうそうが せいぞんまで おびやかすなら
それは
ひとくいの じだい
 
としおいて
うばすてやまの じだいまで
ながらえてしまって
すでに ははを すてたと
いわれても しかたない
 
でも ぼくには きぼうが ある
なんて
こどものようには かたれないが
 
くさった じじい の ねんが あいさつ
 
しねば おわりと おもっているか
また あうことに なるだろう
なんども なんども
 
にくたいを はなれた あと
たれにも わからないものは
わからないのだ
ただ
このよでは
はなも みも ふたも なかったこと
 
みとめる
 
(2013年01月07日)
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前の記事に書いたように
年末年始は保存食で済ませました。
2缶で30食分の豚汁の缶詰、
2日半で食い尽くしました。おぞましや・・
母は介護施設から帰ってこなかった。
何かあれば電話があるはず、
施設ではおせち料理でも出て
のんびり過ごしたのだろう
・・と思うことにする・・
(無気力で残酷な鈍い息子、これを記す)